特定非営利活動法人 グリーンラインを愛する会

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12,できることはなんでもやろう

12,できることはなんでもやろう

今まで「グリーンラインを愛する会」の誕生の経緯と、主に不法投棄のゴミとの取り組みについて書いてきたが、実は私たちはゴミ拾いだけをやっていたわけではない。今まで取り上げてきた「行政との協働のための行政への働きかけ」「野犬の保護」「不法投棄の監視とゴミの回収」以外にも大きな問題と格闘していた。それは松枯れの問題である。

瀬戸内海沿岸全域の松が松枯れに犯されている。グリーンラインも決して例外ではない。

路側だけでなくグリーンライン沿いの山はほとんど全部松枯れである。いつ頃から松枯れがひどくなり、その原因は何なのかの議論はさておき、路側の松枯れ木や遊歩道沿いの松枯れ木は危険なので放置は出来ない。私たちとこの松枯れ木との戦いももう5年になる。この松枯れ木との格闘について次回以降数回に渡って話してみたい。今回はちょっと中休みして皆さんへの呼びかけをさせていただきたいと思う。私たち「グリーンラインを愛する会」の活動範囲はとても広い。グリーンラインの総延長は約15Kmである。沿線には何カ所かの駐車場がある。県立後山公園も広大な広さである。これだけの範囲を毎月1回とはいえ、わずか20人ほどの人間で以下のような作業を行っている。

 

1,不法投棄のゴミの回収

2,危険木や不要木の伐採

3,沿線や駐車場の草刈り

4,後山公園内のトイレの掃除

5,後山公園内の樹木の剪定

6,後山公園内の草刈り及び芝の手入れ

7,後山公園での植樹

8,伐採した木材のチップ化

9,チップを発酵させ、それを資源化する研究

10,後山公園を含む全線の道路施設等の状況の確認

 

これ以外にもまだいくつかの事業を行っているが、正直なところ人手不足である。もしこの連載をお読みいただいている読者の中で、お手伝いいただける方が有れば是非お声掛けをお願いしたい。

「ボランティア活動」というと何となく敷居が高いように感じる方が多いのではないかと思う。かく言う私も人見知りをする方でもあり(笑)、初めて参加するのは些か勇気を要するし、緊張もされるだろうと思う。しかし、一度参加していただけばボランティア活動というものが、決して何か特別に、大層なことをやるわけではないことは分かっていただけると思う。ボランティアの基本は「一人一人が自分の趣味思考、都合、能力、経済力等に応じて、自分のペースで、自分の出来るだけのことを、誰にも強制されないでやる。」と言うことにある。

愛する会のメンバーも、ある人はゴミ拾いが好き(?)でゴミ拾いを熱心にやって居られる方も有れば、園芸的なことに興味があって、植樹や、緑の手入れなどにことのほか熱心な会員もいる。チップを使って堆肥作りをする人もいれば、カブト虫の養殖をやろうという人も居る。大工仕事になると目が輝く人もいる。料理が得意な人もいる。

五体健全で、若くて体力のある人ばかりではない、障害者の方も有れば、高齢で歩くのもユックリでなければならない人もある。

でも、みんなそれぞれが助け合って、それぞれにあった仕事を自分のペースでやってくださる。それが長続きをする秘訣でもあるのだ。

正義感や使命感に燃えて、眉をつり上げ、汗をした垂らせながら歯を食いしばって頑張るやり方では、なかなか何年もは続かないのである。

そんなわけで是非皆さんにもお手伝いをお願いしたい。最後に連絡先を書いておきます。よろしくお願いします。

「ボランティアをやって、自分にはどんな良いことがあるのか?」と言う質問をされる方もあるかも知れない。私の場合で言えば以下のような良いことがあったと思う。

 

1,「人の役に立つことをやっている」というのは理屈は別にともかく気持ち良い。

2,自宅に庭さえない私であるが、後山公園が「おれんちの庭」になる。

3,体を動かした後、野外でみんなで食べる昼食は文句なく旨い。

4,友達を増やしたければそれも出来る。(一人で黙々とやることも出来る)

5,「でっかい夢」がタダで見られる。(あそこに展望台・あそこに遊歩道を造ろう)

 

あなたのお声掛けをお待ちします。電話やメールをするのはちょっと勇気が要るかも知れません。その小さな勇気さえあなたに有れば、あなたもボランティアの楽しさ、すばらしさを知っていただくことが出来ます。

taiyo12
グリーンラインを愛する会定期総会記念写真

大陽新聞連載~よみがえれグリーンライン~

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