07.「あなたも狙われている」(人生落とし穴だらけ)
私の所には毎日多くの方から相談や依頼が持ちかけられます。その中にはお金がらみのトラブルが非常に多くあります。「こりゃ騙されても仕方ないな」と言うものから「良くこんな子供だましの手に引っかかるなぁ」と呆れるものまで様々です。
しかし、本当に最近の世の中油断も隙も無いなと言うのが実感です。皆さん方がこのようなトラブルに巻き込まれないために、あるいは巻き込まれてしまったときに、どうすれば良いかを考えていただくために、いくつかの事例を紹介します。
まず騙されやすい人(借金まみれにされやすい人を含む)
以下の事項のいくつかに思い当たる人は充分注意し、性格や生活を改革しましょう。
1、共通して性格がルーズです。部屋が汚い。時間を守らない。約束は自分の都合や気分次第。
2、虚栄心が強い。中小零細の平社員なのに、家賃15万円のアパートに住み。
ロレックスに高級車。ちょっとましなのでは新車の軽よりポンコツの外車。
3、良く言えば優しい、おとなしい。悪く言えば優柔不断。
誰かに誘われたり、頼み事をされると断る勇気がない。
4、毎月のお金の収支が分からない。分からないだけでなく、収支の基本というか「入ってくるお金に併せて生活する」と言うことが出来ない。欲しい物を買わずにいられない。食べたいものは我慢できない。
「虚栄心」と言うのとはちょっと違うが「お金がないから今日はステーキ食べたいけど我慢して家でお茶漬け」と言うことが出来ない。
5,考え方が自分中心。何でも自分を基準に考えてしまう。たとえ借金があっても、「明日子供を連れて遊びに行く約束してるから金が要る。返済は1回くらい遅れても良いだろう。」等と考える。だから「こんなうまい話を持ってくる相手にはどんな魂胆があるんだろう」と考えることなどとうてい出来ない。
次に騙された人の実例
1、行きつけのスナックのお姉さんに「田舎の実家に預けてる子供が病気になった。行ってやりたいけど給料前でお金がないの。あなたくらいしかこんな事頼める 相手が無くて・・・(と良いながら膝に手)
・・・お願い。10万で良いの。実家でお金借りて返すから。
帰ってきたらどこかに連れてって。」この手口で店の客から100万近い金をくすねてトンズラこいたお姉さんを知ってます。
2、インターネットなどで「今なら3ヶ月無料お試し会員」「本人確認のため念のためメールアドレスとクレジットカードの情報を」そんな言葉に釣られておた めし会員に。気が付いたら覚えのない引き落としが・・・。
3、ある日「親展」で手紙が届く。「あなたの会社のインターネットの利用状況の調査を任されている会社です。あなたが会社の回線を使って許可されていないアクセスを行って居ることを発見しました。このまま会社に報告するとあなたに不利益な事態となります。データ消去を依頼される場合は○月○日までに、1万円を送金してください。」この場合も少額なのがミソ。
どうですか?まだまだいくつも実例があります。要は「どんなに気を付けていても、ちょっとした心の隙を相手は狙ってくる。」のです。今まであなたがこのような被害に逢って居ないとすれば、あなたは幸運です。でも、その幸運が一生続く保証はありません。
「人を疑わなければ生きて行けない。」事は悲しいですが、せめて「騙されるかも知れない」「騙されても良い」覚悟で人とは付き合うべきだと思います。