特定非営利活動法人 グリーンラインを愛する会

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09.「やる気ってどんな気」

09.「やる気ってどんな気」

よく「やる気」と言う言葉が使われますよね。
「やる気がある」「やる気が見える」「やる気を出す」・・・一体やる気ってどんな気なんでしょうか?
「気」とは体の中というか、心の中にあります。東洋の武術の「気」と同じ物だと言えるかも知れません。しかし「気」にいろいろな種類があるわけではありません。「やる気」とは「気の状態」を言うのです。体が元気なときとそうでないときは、他人が見ても分かります。貧血の人はいつも青い顔をしている。内臓の悪い人は背筋が丸くて動作がのろい・・・。同じように気の状態が不健康な人、つまりやる気のない人にもいろいろな現象が現れます。

まず最初に声が小さく、そして弱々しくなる。動作に切れが無くなる、ミスやポカが頻発する・・・。
よく「やる気を出さないとミスをするぞ」等という人が居ますが、原因と結果が逆なのです。やる気に溢れてる人はつまらないミスやポカはやりません。気が弱った瞬間に人はミスやポカをするのです。
では「やる気」のある人はどんなところで分かるのでしょうか?
まず「やる気」がある時の気は「強い気」の状態です。ですからやる気のある人は強気です。物事を前向きに、積極的に、肯定的にとらえます。ちょっと苦しいことや困難なことにぶつかったり、上司から叱られて「辞めようか、この仕事向いてないのかも、もっと僕に合う良い仕事があるに違いない」等とは考えません。むしろ逆に出来るだけ難しいことや、苦しいことを求めさえするのです。

また「やる気」が溢れてくるとそれは吐く息と一緒に出てきます。「気を吐く」と言う言い方をするあの気です。
「不振のチームの中にあって一人気を吐き、3打数3安打。」等というあの「気を吐く」です。気が口から出てくると息は強く、大きく吐き出されます。やる気のない人の息は小刻みで、一回の呼吸での空気の量も少なくなります。

また気が言葉の息と一緒に吐き出されると、声は大きく強くなります。特に言葉の最後の方まで息が強く吐き出されるので、語尾がはっきりします。「やる気」が溢れている人の声は大きく、強く、最後まではっきりとした声になるのです。やる気のない人は「おはようございます」と語尾が不明瞭ですが、やる気が口から吐き出されるほど溢れている人は「おはようございます!」と挨拶をします。

ではどうしたら「弱気」を「やる気」に出来るのでしょうか?
私も正式に気功を勉強したわけではないので、正しいかどうか自信はないのですが、
私には効果のある簡単な方法を三つだけ教えておきます。

まず最初は呼吸法です。呼吸は腹式呼吸をします。そして出来るだけ意識して、ゆっくりと、長く、深い呼吸をします。
次は手を握り締めます。両手をお腹の前あたりに置いて、腹式呼吸で息を吸いながら強く握りしめます。息を吐きながらゆっくりと手をゆるめます。
これを毎日気付いたときに数回やるのです。2・3日もすれば自分の胸やお腹のあたりに、暖かいというか熱い部分が出来ていることに気付くはずです。
最後の方法は「大きく強い声を意識して出す」事です。「人は悲しいから泣くのではない。泣いている内に悲しくなるのだ。」と誰かが言いましたが、気も同じです。
最初は空元気で良いのです。大きな声を出す。大きな声を出そうとすれば自然に腹筋にも力が入り、呼吸の量も増える。そうしている内に知らず知らずに気が強く、気が大きくなって行くのです。

騙されたと思って試してください。

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