「グランドカバー実証実験」
実験場所 元メルシー前付近「桜の広場」
実験期間 2021年8月~2022年12月
「現状」
4月に砕石を敷設し、その際に草刈りを行ったが6月頃には雑草が繁茂してしまい、人も車も入れないようになった。この場所を利用可能な状態に維持するには最低年2~3回の除草作業が必要になる。「目的」
除草作業の回数を減らし、維持管理の軽減を図りたい。「計画」
グランドカバー植物を植える。「詳細等」
1、グランドカバー植物には「ヒメイワダレ草」を採用する。(動画あり)「特徴」
1、繁殖力が強く、成長スピードが速く、雑草抑止効果が期待できる。
(芝生の10~20倍)(1ポット、1年で1坪以上)
2、植える土を選ばない。(乾燥・湿潤・土質・PHの耐性が強い)
3、他の植物の栄養を吸収しにくい。
4、種を作らないので周辺の生態系に影響が少ない。
5、草丈が低い。(おおむね10cm以下)
6、踏まれても強い。人が歩くところでも全く問題がない。
(踏んだ方が草丈低く、密生する)
7、価格が安い。(1ポット100~200円)
8、冬は葉が枯れる。(葉は茶色になるが根は枯れない)
(冬は枯れて多少見苦しくなるが、現状以上に悪くはならないと考える。)
2、植える間隔は1mとする。
3、初年度は周辺を残して真ん中部分に植える。
1、結果が良ければ2~3年後に「ファミリーパーク北広場」で継続試験を行う。
「植え方、管理」
1、植え付け時期は9月頃。2、植える間隔は1m。初年度は80~100ポット植える。
3、ポットの状態であらかじめ十分に水やりをしておく。
4、植穴は直径150mm程度。深さ150mm程度。ポットの下に数センチ培養土を入れる。
(周辺の土と混ぜても良い。)
5、植え込みは地面と水平になるように。植えた後、足で良く踏む。
6、たっぷりの水やり。(水たまりができるくらい)
7、以後1週間程度は出来るだけこまめにたっぷりと水やりをする。
8、広がりすぎた場所は根切りをした後で除草剤を散布。
9、以降は全面に繁茂しても草は生えるが、現状よりは少なくなる。
10、草刈り機で草と一緒に刈り払いを行う。(高刈りを行う)
(高刈りの利点)
高刈りってそんなにいいの?
「記録等」
1、実験記録簿を作成する。2、実験結果によっては後山園地などでも施工を検討する。
(環境省・広島県東部農林事務所との協議が必要)
3、概算実験費用
1、ヒメイワダレソウ 70ポット @200 ¥14,000
2、培養土・肥料 5袋 @400 ¥2,000
3、人件費 無償ボランティアとする