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何日もかかって準備をした今回の視察、本当に大したトラブルもなく終われてホッとしています。
視察団の方々が何を見、何を感じ、何を考えていただけたかは後々聞かせて頂けると思います。
それとともに、今回の視察で私自身が実に多くの学びをさせていただけました。
その主なものをまとめて、今回視察団受け入れの報告を終えたいと思います。

1,自分の国をもっと知らなければならない。
研修員の方から日本の国について、歴史について、文化や風習についていろいろな質問がありました。知っているつもりで実は自分の国の事をよく知らないことを気付かされました。

2,相手を知らないと理解も出来ない。
「その国はどこにあるのか。」「国土はどのくらいの広さか。」「人口はいくらか。」「民族や宗教はどうなっているか。」「政治体制はどうなのか。」・・・学ぶ事はたくさんあります。それを知らなければ相手の方を正しく理解することが難しいことを学びました。

3,相手の宗教、民族性を知らないと関係を阻害することも有る。
今回一番沢山勉強したのは「イスラム教とその教え」でした。「イスラム教徒は酒を飲まず、豚肉を食べない。」位の事は知っていましたが、「ハラールとは何で、どんなものが対象か?」を知ってびっくりしました。まさか化粧品などまで「ハラール」の対象とは知りませんでした。また、メッカへの礼拝についても勉強しました。知っておかないと失礼な場合があるだけでなく、相手の感情を害したり、相手を侮辱することになることもあります。
宗教に対してルーズな人が多い日本人は気をつけるべきだと思いました。

4,言葉の意味は伝わらなくても、言葉の気持ちは伝わる。
基本通訳の方がいてくださいましたが、時々手真似と表情で会話を試みました。細かい意味は無理ですが、こちらの気持ちは予想以上にちゃんと伝わることを知りました。

5,「グリーンラインを愛する会って結構すごい」
自画自賛になりますが、私たちの理念、私たちの活動、特に行政との協働連携は国内だけでなく、世界でも先進的なものだということを知ることが出来ました。

16年間活動してきて、国内では幾つもの団体や、行政の視察や交流を受け入れてきましたが、今回はじめて海外の方をお迎えしました。本会の歴史に残る出来事になりました。
また研修員の皆さんは「日本の、広島県の、福山市の、グリーンラインの清掃奉仕をした初めての外国人」になって下さいました。
帰らと植えた三本の桜が花を開くたび、今回のことを、彼らのことを、思い出すと思います。