特定非営利活動法人 グリーンラインを愛する会

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23.「終わりよければ、次も良し」

23.「終わりよければ、次も良し」

毎年のことではありますが、12月に入ると「今年ももう終わってしまうのか!」と言う思いに愕然とします。特に年を取れば取るほどに1年という時間が短くなってくるような気がします。
20代・30代の頃には、人生の短さ、長さなど考えもしませんでした。
しかし50代も半ばを過ぎて今、地平線の彼方に自分の人生の終わりが見えるような気がしはじめています。

とは言っても日常は北斗電機工業の会社の仕事、グリーンラインを愛する会の仕事、様々な講演活動、いくつかの会社のアドバイザーとしての仕事などいろんな仕事を抱え込んで、その忙しさに、貴重な一年がまた行ってしまったのかという感慨に浸る暇さえ最近は滅多にないのですが、それでもそんなときは寂しさといささかの焦りを感じてしまいます。

師走の慌ただしさの中で、それでも大晦日だけは数時間は自分の中にこもれる時間が与えられます。

私は大晦日の夜には紅白も行く年来る年も見ません。大晦日の夜は私にとって貴重な何もしなくて良い時間なのです。

私はその貴重な数時間の間、過ぎた一年を振り返ります。
「何を年の初めに決意し、目標としたか?」
「そしてそれはどのくらい実現できたのか?」
「この一年で何が起き、何が終わったか?」
「誰と出会い、誰と別れたか?」様々に一年の決算をします。

「始めよければ終わり良し」という言葉がありますが、私は「終わりよければ、次も良し」と言うこともあると思います。

節目節目に過去を総括し決算する。そうすれば次に何をすべきかが自然に見えてくるのです。

同時に、「流され、漂い、放浪する」人生ではなく、
「自分で考え、自分で決め、自分で歩く」人生であるという実感が生まれてくるのです。
「生かされている命ではあるが、生きるのは自分の意志で生きたい。」
私はそう思います。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、悩んだり、迷ったり、愛したり、憎んだり・・・様々な出来事がまた来年もあるでしょうが、「自分の人生を自分の足で歩いた」実感を感じられる一年にしようと思っています。

まもなくやってくる新しい年が、皆さんが「自分の人生」という実感を味わえる良い年でありますようにお祈りいたします。

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